2017年11月末、秋の紅葉で有名な養老渓谷へ行ってきました。

養老渓谷 紅葉

養老渓谷とは

養老渓谷は千葉県市原市に位置し、関東で一番遅い紅葉スポットと言われている観光名所です。特に人気の紅葉エリアは「粟又の滝(養老の滝)」や「梅ヶ瀬渓谷」。

そして養老渓谷エリアにある温泉郷の特徴はお湯の色。なんと、全国でも珍しい黒色の温泉「黒湯」なんです!!

アクセス

東京から電車を乗り継ぎ、約1時間半。JR内房線から五井駅で小湊鉄道(こみなとてつどう)に乗り換えます。小湊鉄道はPasmoやSuicaが使えない為、切符を購入。1日フリー券、または往復券(1,800円)を買うとお得です。切符売り場の近くでは、地元のおばちゃんが手作りのお弁当を販売してました。

養老渓谷駅までの途中駅のホームでも紅葉イベントに合わせて豚汁や焼き芋を販売していました。通常より長めに停車しているのか、駅に鉄道が停車中、おじちゃんが焼き芋を車内に売りに来て、駅員さんも乗客に対して商品をお勧めしてました。いいですよね、こういうの。田舎っぽいのんびりした雰囲気で。

養老渓谷 小湊鉄道

AM11:30 養老渓谷駅に到着。駅前にも屋台が出ていて、地元の野菜やイノシシ・コロッケ等を売っていました。駅近くにはお蕎麦屋さんやお弁当屋さん等の商店も並んでいます。

私達は駅から徒歩5分程の焼き立てパン・焼き菓子屋さんの「窯焼きパン 酪」へ!

窯焼きパン 酪

お店に入って右側はパンや焼き菓子の販売スペース。左側はカフェスペース。

まずはランチ!ビーフシチュー1,500円を注文。オニオンスープとポテトサラダ、ドリンク付き。オニオンスープは玉ねぎの甘みがぎゅっとしまっていて、ホッとする美味しさ。ポテトサラダはコロコロした角切りジャガイモとマカロニが入っていて、玉ねぎのマリネが添えられていました。サフランで黄色く色付けされ、オレンジが入っているライスにじっくり煮込まれたビーフシチュー。お肉がほろほろ柔らかい。せっかくパン屋さんをやっているのだから、ライスじゃなくてパンにすればよいのに、、と思ったり。食後のコーヒーにはカナダのスイーツ?モミジ型のメープルクッキーが付いてきました。

養老渓谷 麻生亭

オーナーさんはパン作りの勉強の為に?ヨーロッパを中心に旅行したようで、店内のインテリアには外国の雑貨が飾られ、ヨーロッパの風景写真を集めたアルバムやパンに関する書籍が所狭しと置かれていました。

せっかくなので、帰り際にぐるぐる型の「ラウンドキャラメルパン(320円)」と「キャサリンヘプバーンのブラウニーズ(270円)」を購入。秋冬限定のブラウニーは大人気商品のようで、おばあちゃんが20個購入してました!その他にも大量にパンや焼き菓子を購入しているお客さんも多く、地元の人にも観光客にも人気のあるお店のようです。(ブラウニーはナッツやオレンジピールがぎっしり詰まっていて、とっても美味しかったです。濃厚なチョコは甘過ぎず大人な味!ラウンドキャラメルパンは、キャラメルやクルミの割合が少なくて、ちょっと残念でした。。)

お腹を満たしたら、いざ散策へ!

今回は1泊2日なので、1日目は「大福山、梅ヶ瀬、中瀬遊歩道」を巡り、2日目に「粟又の滝」エリアを散策する計画です。

大福山・梅ヶ瀬コース

・コース距離:約9.6km
・所要時間:約3.5時間

県の天然記念物である大福山は市原市の最高峰で、草木・シダ類の繁る自然林。山頂285mの大福山展望台には白鳥神社が祀られています。

梅ヶ瀬渓谷は、千葉県内の紅葉の名所としても知られており、川幅4.5m、長さ約80mに渡って、高さ30~50mの梅ヶ瀬層と呼ばれる浸食崖が見られるエリアです。冬季には地中から滲み出す地下水が見事なつらら群を形成し、「梅ヶ瀬の大つらら」としても有名です。

養老渓谷
梅ヶ瀬渓谷の浸食崖

養老渓谷観光協会の発行するマップを頼りに、散策開始。黒川沿いを歩き、大きな分岐点に到着。でもここで注意が必要!大福山と梅ヶ瀬渓谷の分かれ道はここでは無く、もっと先です。私達は早とちりしてしまって、道を間違えてしまいました。。正しい分岐点には、右に進むと大福山。左に進むと梅ヶ瀬渓谷と表示された看板が立っているので要確認です。

道に迷って既に1.5時間程ロスしてしまったので、大福山は諦め、梅ヶ瀬渓谷に行くことに。途中の駐車場にも赤く色付いた紅葉が見られましたが、見頃は過ぎてしまったのか、既に枯れ気味。

更に進んで行くと、難関が!川が増水しているのか、石渡りできる石が無い。。ジャンプしながら進んでも、靴が濡れちゃう状況。そこまでの道でもかなりぐちょぐちょな道だったので、既に靴は泥まみれだったのですが、今度はびっちょり。レインブーツの方が良かったのかも。一つ目の難関を突破したけれど、擦れ違う人に伺うと、この先まだまだ同じ様な難関が待っているとの事。。足場の悪さに加え、暗くなる前に宿まで到着できるか心配になってきた為、残念だけどこちらも途中断念することに。。

ギャラリー「アートハウス あそうばらの谷」まで戻り、「バンガロー村・弘文洞跡コース」へ。また上り坂。地図を見ると、左に曲がるとすぐに白鳥橋があるようだけど、くねくね曲がり道が続いていて、本当にこの道であっているのか不安に。もう間違えたくないし、他にも道を間違えている観光客の方がいたので、反対側からやってきたご夫婦に道を聞いてみました。地図ではとても近そうだけど、実際は結構歩くとのこと。でも道を間違えてはいないとのことで、一安心。

地図がおおざっぱ過ぎて、初めての観光客には分かりにくいですね。迷っている人もたくさんいましたし、表示が少ないから不安になっちゃいます。もう少し、道の途中に大きな看板地図が設置されていると良いなぁ。。

バンガロー村・弘文洞跡コース

・コース距離:約7.4km
・所要時間:約2時間

弘文洞跡:約140年前、耕地開拓の為、蕪來川を川廻し(蛇行する川を人為的に耕地にする方法)してつくった隧道(すいどう:トンネル)跡。

漸く温泉郷に到着。
朱色が目を引く観音橋横の入口から中瀬遊歩道へ。中瀬キャンプ場や途中の休憩所は紅葉がキレイでしたがPM4:00頃は既に薄暗くなったきていたので、明朝また来てみることに。

遊歩道は飛び石の上を通って川を渡るポイントが3ヵ所ほどありますが、団体客がいると全然渡れません。擦れ違うのが難しいほど狭い部分もあるので、一方通行の道を2列造るか、飛び石の幅を広くした方が良さそうですね。

養老渓谷 紅葉

共栄橋の辺りではライトアップがされていました。11月23日(祝)からライトアップが開始されていて、12月上旬まで続きます。

養老渓谷 紅葉
ライトアップ

民宿さかや

PM5:00頃、宿に到着。
民宿さかやは家族で営む民宿で、アット―ホームな雰囲気です。

養老渓谷 民宿さかや

※紅葉シーズン中はやはりどこの宿も満室で、かなり宿探しが大変なので宿泊を予定している方は早めに予約を!!

養老渓谷 民宿さかや

今夜は地元の団体客の会食が行われるらしく、夕食は不可。お腹も減ってきたので、PM6:00頃夕食へ。

行こうと思っていた宿目の前の釣堀センター、さっきまで営業してたのに、既に電気が消えてて閉店!?えっ?もう終わり??ちょうどお店の方が片付けを終えて出てきたので、近くにご飯を食べられる場所があるか聞いてみました。200m先にいくつかお店があるとのことで、真っ暗闇の中をひたすら歩き辿り着いた「和食 清恵」も既に閉店。。もしかして今夜は夕食難民!?夕食食べるところが無い!真っ暗!どこも閉まっている!

ピノッキオ / 一献

最後の希望を託して、「ピノッキオ」へ。イタリアンのようだけど、垂れ幕には「釜めし」「麦とろめし」。一体何屋なんだろう?

ドアを開けるとカウンターでゆっくりくつろぐオーナーさんご夫婦。。なんとか営業してて、ホッと一安心。「もう釜めししかやってないんだー」とのことでしたが、それで十分!あさり釜めしや山海釜めし、きのこ釜めし等、釜めしの種類は豊富です。

養老渓谷 一献

タバコの臭いが染みついてるこのお店、スナック?でもメニュー表には「一献」の文字が。あれ?ピノッキオじゃないの!?実は同じ敷地内に「一献」として釜めしのお店も経営しているみたい。旅行客にも気軽に話しかけるオーナーのおじちゃん。こういうの好きです。地元の人との触れ合い!

養老渓谷 一献
釜飯御膳

釜飯御膳(1,680円)はキノコたっぷりの釜めし。鮎の甘露煮も付いてます。わかめたっぷりの味噌汁は体が温まり、手作り感のある料理、美味しかった~

養老渓谷 一献

黒湯

養老渓谷の温泉は「黒湯」として有名。どんなお湯なのかドキドキ!

【効能・効果】
神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え症、病後回復期、疲労回復など

さすがに真っ黒ではないけど茶色っぽいお湯でした。ぬるぬるしてて、肌に優しく、つるつるになりそう。お湯加減も熱過ぎず、ちょうど良かったです。

2日目はAM6:00に起きて朝風呂。やっぱり温泉地に来たら朝風呂必須!

AM7:00から朝食。炊き立ての白米に合うおかずがいっぱいあって、ご飯たっぷり食べちゃった。この辺では川魚の甘露煮が多いみたい。

養老渓谷 民宿さかや

中瀬遊歩道

AM8:00 出発。まだ観光客が少ない時間帯なので、ゆっくり散策ができました。赤・オレンジ・黄・緑と自然の色ってホント多彩ですね~

養老渓谷 紅葉

二階建てトンネル

新旧2つのトンネルが”二階建て”を構成する全長110mの素掘りのトンネル。自然光がたっぷり入り、木々がよく見える大きな窓が付いているみたい!

養老渓谷 二階建てトンネル

観音橋・出世観音

養老川にかかる二連の太鼓橋は朱塗りの欄干がよく映えます。実際に通ってみると、とってもカーブの強い橋!

養老渓谷 紅葉 観音橋

この観音橋を渡り、10分程、上り道を歩いていくと、「開運招福」の観音様が祀られている出世観音があります。

養老渓谷 出世観音

AM9:40 養老渓谷発のバスで粟又の滝へ。私は温泉郷入口のバス停から乗車し、AM10:00頃、粟又の滝に到着。

粟又の滝(養老の滝)

全長100mの粟又の滝(養老の滝)は、房総一を誇る名瀑。滝壺から下流に滝を巡る遊歩道は自然に囲まれていて、新緑・紅葉が特に美しい場所として有名な観光地です。

養老渓谷 紅葉 粟又の滝

さらさらと流れる川に美しい紅葉が見られる静かな場所ですし、中瀬遊歩道に比べても歩きやすい散策路なので、小さいお子さん連れの家族も多かったです。なぜかワンちゃんを連れている方もたくさんいて、ワンちゃんスポットとしても有名なのかも?

養老渓谷 紅葉

所々に小さな滝もありました。紅葉がキレイで、自然を満喫できる散策コースなので、ここは必見!

養老渓谷

原ノ台バス停近くでは、柿や柚子、じねんじょ等を売ってる農家さんが多かったです。

AM11:12 粟又の滝発、養老渓谷駅行きのバスに乗車。(私は原ノ台バス停から乗車)

養老渓谷駅ではこの日も屋台が出て賑わっていました。AM11:43 養老渓谷駅発の小湊鐡道に乗って東京へ。

養老渓谷 小湊鉄道

まとめ

養老渓谷は予想以上に大きくて、3つのルートを一日で回ることは出来ません。日帰りの場合は粟又の滝コースは必須です!余裕があったら中瀬遊歩道もぜひ。

バスを利用する方は時間に余裕をもって散策することをお勧めします。車があると便利ですが、駐車場探しや駐車場まで戻らなきゃいけないのは大変かもしれません。

紅葉は桜同様、見頃が難しいですね。でも日本人はやっぱり自然の移ろいを感じるのが好きなんだなぁ~と感じる旅でした!